旅行の楽しみの一つ、それは普段の日常にはない文化・風習に出会い体験すること・・・、なんて書くと高尚に聞こえますが、南ドイツに限らずドイツに旅行すると楽しみなこと、私たち家族が「絶対行こう!」というところ、真っ先に思いつくのは・・・、アイスカフェです。アイスカフェって何?と思われるかもしれませんが、その名前の通り、専らアイスデザートを扱っているカフェです。普通のカフェでも、メニューを別に用意してパフェ風のアイスデザートを扱っているところもあります。私の印象では、大きな都市よりも中小規模の街でのほうが、アイスデザート専門のアイスカフェをよく見かけます。
高い器で豪華な盛り付け、イチゴやそのほかのフルーツが盛りだくさんだったり、ナッツとチョコレートソースがたっぷり入っていたり。濃厚なスムージーにアイスを載せたものもあれば、スパゲッティを模したスパゲッティアイスや、ピザを模したピザアイスなんてのもあります。
種類が多くて迷ってしまうことも多いですが、やっぱり定番はイチゴパフェ。
スパゲッティアイスは、バニラアイスをにゅるにゅる細く絞りだして、スパゲッティのように盛りつけた、何の変哲も無いと言えば無いようなアイスですが、「アイスでスパゲッティ」という発想が面白くて注文してしまいます。
そのほか、家族のお気に入りはナッツ系、チョコレート系のパフェ。
フルーツ系も外せません。森のベリーを載せたもの、トロピカルフルーツを載せたものなどあります。
何かさっぱりしたものが飲みたいなぁと思って、アイスコーヒーの直訳で「Eiskaffeeください」と言ってはいけません。濃厚な、「コーヒーアイスフロート」と呼んだほうがよさそうな飲み物が出てきます。
レストランのデザートにも、子供が喜びそうなアイスデザートが必ずと言っていいほどあります。
肝心のお味はといえば、アイスクリーム類は濃厚でコクのあるお味、イチゴなどのジェラート系はさっぱり、パフェにはクリームやソースをたっぷり贅沢に。当たり外れなく、どこでもおいしくいただくことができるなぁとの印象です。また、聞いた話によれば、アイスカフェの中にはイタリア人が経営しているところが多く、本場のジェラートのレシピで作るから美味しいんだとか。
ただしカロリーはエライことになります!旅行中、子供たちはパフェを毎日でも食べたい勢いですが、私は2週間の旅行で1度食べたら十分。結果は恐ろしいことに・・・。
それでもたかがアイス、されどアイス。こうしてみると私たちの旅に彩を与えてくれるお楽しみです。次回のドイツ旅行でも、行く街々のアイスカフェ、ぜひ訪れてみたいものです。
読んでくださってありがとうございました。