アルゴイとオーバーバイエルンの魅力 ー その他もろもろ ー を語ってみるブログ

ドイツ旅行でのお楽しみ ー アイスカフェ

 旅行の楽しみの一つ、それは普段の日常にはない文化・風習に出会い体験すること・・・、なんて書くと高尚に聞こえますが、南ドイツに限らずドイツに旅行すると楽しみなこと、私たち家族が「絶対行こう!」というところ、真っ先に思いつくのは・・・、アイスカフェです。アイスカフェって何?と思われるかもしれませんが、その名前の通り、専らアイスデザートを扱っているカフェです。普通のカフェでも、メニューを別に用意してパフェ風のアイスデザートを扱っているところもあります。私の印象では、大きな都市よりも中小規模の街でのほうが、アイスデザート専門のアイスカフェをよく見かけます。

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ロマンチック街道沿いの街、パイティングPeitingでいただいたイチゴパフェ。2020年。

高い器で豪華な盛り付け、イチゴやそのほかのフルーツが盛りだくさんだったり、ナッツとチョコレートソースがたっぷり入っていたり。濃厚なスムージーにアイスを載せたものもあれば、スパゲッティを模したスパゲッティアイスや、ピザを模したピザアイスなんてのもあります。

種類が多くて迷ってしまうことも多いですが、やっぱり定番はイチゴパフェ。

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ガルミッシュ・パルテンキルヒェンGarmisch-Partenkirchenにて。2020年。

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2017年のアルゴイでの夏休みの一日。足を延ばしてバイエルン州とバーデン・ヴュルテンベルク州の境の街、ウルムUlmのアイスカフェで。

スパゲッティアイスは、バニラアイスをにゅるにゅる細く絞りだして、スパゲッティのように盛りつけた、何の変哲も無いと言えば無いようなアイスですが、「アイスでスパゲッティ」という発想が面白くて注文してしまいます。

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スパゲッティアイス。お店によって盛り付けは違うけど、ここはフルーツで飾り付け。右奥はイチゴパフェ、左奥はアイスコーヒー。ショーンガウSchongauにて。2020年。

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これもスパゲッティアイス。2014年、ベルヒテスガーデンBerchtesgadenにて。

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南ドイツではありませんが、ベルリンのイタリアンレストランでスパゲッティアイスを。2019年。

そのほか、家族のお気に入りはナッツ系、チョコレート系のパフェ。

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生クリームとチョコレートソースたっぷりのチョコレートパフェ。2014年、ベルヒテスガーデンで。

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ミュンヘンの老舗カフェ、リシャルトRischartにて2020年。凝った器のナッツパフェ。ここマリーエン広場店、2階の席から眺める広場と市庁舎がきれいです。

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リシャルトでは、アイスのほかにもマンゴースムージーをいただきました。

フルーツ系も外せません。森のベリーを載せたもの、トロピカルフルーツを載せたものなどあります。

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右は森のベリーのパフェ。2014年、ベルヒテスガーデンにて。左に見えるのは子供向けの「ピエロアイス」。

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フルーツパフェ。ガルミッシュ・パルテンキルヒェンにて、2020年。

何かさっぱりしたものが飲みたいなぁと思って、アイスコーヒーの直訳で「Eiskaffeeください」と言ってはいけません。濃厚な、「コーヒーアイスフロート」と呼んだほうがよさそうな飲み物が出てきます。

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左右の飲み物が「アイスコーヒー」。手前は確かカプチーノ。奥はイチゴパフェ。ミッテンヴァルトMittenwaldにて、2020年。

レストランのデザートにも、子供が喜びそうなアイスデザートが必ずと言っていいほどあります。

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ベルヒテスガーデン郊外、マリア・ゲルンMaria Gernのレストランで。2014年。

肝心のお味はといえば、アイスクリーム類は濃厚でコクのあるお味、イチゴなどのジェラート系はさっぱり、パフェにはクリームやソースをたっぷり贅沢に。当たり外れなく、どこでもおいしくいただくことができるなぁとの印象です。また、聞いた話によれば、アイスカフェの中にはイタリア人が経営しているところが多く、本場のジェラートのレシピで作るから美味しいんだとか。

ただしカロリーはエライことになります!旅行中、子供たちはパフェを毎日でも食べたい勢いですが、私は2週間の旅行で1度食べたら十分。結果は恐ろしいことに・・・。

それでもたかがアイス、されどアイス。こうしてみると私たちの旅に彩を与えてくれるお楽しみです。次回のドイツ旅行でも、行く街々のアイスカフェ、ぜひ訪れてみたいものです。

読んでくださってありがとうございました。

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